仏教絵画
アジャンター石窟の壁画(5〜6世紀ごろが中心、中部インド)、シーギリアの壁画(6世紀、スリランカ)が有名である。
中央アジアの仏教絵画
バーミヤーン、キジル、ミーラン、ベゼクリク等の仏教寺院遺跡には、石・土の壁を飾る壁画があり、ローマ、インド、中国など様々な様式の影響がある。
中国の仏教絵画
歴代名画記によると、唐代までは、壁画が中心であったようである。敦煌からは、5世紀〜12世紀の多数の壁画の他、幡(のぼり)に描いた仏画、経典の挿し絵として経典の冒頭に描かれた仏画が発見された。
敦煌石窟(莫高窟)では、5世紀ごろには、仏伝と本生譚が多く制作された。7世紀ごろから、各如来の浄土図(浄土変相図)が多くなる。 空海が将来した真言五祖像は、宮廷画家の李真などが制作した確実な唐代絵画(ACE806頃)である。
* 李真、不空像、東寺、唐代
遼初期の作品としては北宋画院様式の岩山寺(山西省)の壁画がある(ACE1167)。 南宋時代の仏画は日本にも輸入され、永保寺所蔵の絹本着色千手観音図などが伝わっている。 南宋時代以降には、禅宗寺院や文人官僚の趣味にあわせた、水墨画や白描画の仏教絵画も制作された。
* 牧谿 観音猿鶴図(大徳寺)、絹本水墨、南宋時代
* 呉彬 五百羅漢図巻(クリーブランド美術館)、紙本淡彩、明時代後期
また、蒙古族はチベット仏教を信仰していたため、元時代にチベット様式の仏教絵画が導入され、以後、明、清時代にも制作された。


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